2019年1月29日火曜日

ベートーヴェンの孤独から見えるもの ~「失敗図鑑」より~


長男の本棚にある「失敗図鑑」という本。





















「すごい人ほどだめだった!」
という副題のとおり、
この世に名を残した数々の著名人の失敗談が紹介されています。

まさかあの人がこんな失敗をしていたとは!
と驚くと同時に、
なぜかとても希望や勇気の湧いてくる一冊でした。

文体が前向き、かつ面白おかしく書かれているところも特徴です。


その中に、ベートーヴェンがいました。























ベートーヴェンは20代の頃から徐々に耳が聴こえづらくなっていきました。

彼は自分は耳が聴こえない、助けてほしい、と周りに打ち明けることができなかったが故に、孤立し、生涯孤独な人生を歩みました。

持って生まれた性格もあり、
人に助けを求めることができなかったことが、彼の人生においての失敗でした。

しかし、そんな状況に置かれたがために、
そこに差し込むひとすじの光、「音楽」を見つけることができました。

彼は孤独と絶望の中で
「自分は音楽という芸術を作り出すまで、この世を見捨ててはならない」
と強く感じ、
よりいっそう作曲に打ち込むようになったのです。

そして、数々の名曲を後世に残しました。

この本の著者がベートーヴェンの失敗によって読者に伝えたいのは、

『「夢」は孤独の中に入ってこそはじめて見つけることができるのかもしれない。
もし、それらを見つけることができずにもがいているのなら、
一度、勇気を持って人から離れ、本当に一人になって自分と向き合うといいかもしれない。』

ということ。

子供向けの本なのですが、
大人の方にもおすすめです。

元気が出ますよ!

ご興味ありましたらぜひ一度、手に取ってみてください。








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